わたしの幸せな結婚ネタバレ結末1巻あらすじ|お初にお目にかかります。斎森美世と申します

わたしの幸せな結婚ネタバレ1巻|お初にお目にかかります。斎森美世と申します
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こんにちは、この記事はネタバレ内容を含みます。

願うのは、ほんのわずかな“幸せ”…。異能の家系に生まれながら、その能力を受け継がなかった娘、斎森美世。能力を開花させた異母妹に使用人のように扱われていた。

親にも愛されず、誰にも必要とされない娘。唯一の味方だった幼馴染も異母妹と結婚し家を継ぐことに。

邪魔者になった美世は冷酷無慈悲と噂される久堂家に嫁ぐことに…。

「小説家になろう」発! 和風ファンタジー×嫁入り。

結婚から始まる恋愛の物語。

わたしの幸せな結婚ネタバレ2巻>>

わたしの幸せな結婚全話ネタバレ>>

 

わたしの幸せな結婚ネタバレ結末1話

お初にお目にかかります。

斎森美世と申します。

 

初めてのあいさつ

「お初にお目にかかります。斎森美世と申します」

そう言って美世は手をついて頭を下げ挨拶をした。

それでもこちらを見ない久堂に、美世は無視されるのは慣れている。

それに、初めての場所・初対面の人の前で下手に動かない方がいいのも分かっている。

しばらくの静寂の後・・・・

「いつまでそうしているつもりだ」

と久堂が言った。

「申し訳ございません」

美世が謝る。

「謝れとは言っていない。顔を上げろ」

美世が初めて見た久堂

久堂は、陶器のように染みひとつない真っ白な肌・透けるような薄茶の長い髪・青みかかった瞳・・・

全体的に色が薄く、ほっそりした容姿とあいまって男性とは思えない儚い美しさをもった人物。

しかし美世は、人は見かけによらないとまだ警戒していた。

なぜなら、今まで何人もの女性が三日ともたずに彼との結婚を諦め、去っていったと聞いているからだった。

ですが、美世にはもう後がない。

帰る家もなく、頼れる場所もない・・・いくら辛い目に遭わされようとここでやっていくしかないのだった。

 

斎森家は異能者の家系

斎森家は、歴史のある名家で異能者の家系で、美世はそこの長女として生まれた。

父と母はその特殊な血を少しでも濃く保つように結婚した。

家の決定に逆らえなかった父は、当時恋人がいたが、仕方がなく結婚した。

そんな愛のない夫婦の間に生まれた美世。

父も優しく母は目いっぱい美世を可愛がっていたが、母が病でこの世を去り

父がかつての恋人と再婚したことで何もかもが変わってしまったのだった。

継母は恋人だった父との仲を引き裂いた女の娘である美世を恨み、父は政略結婚の負い目から、継母に弱く、しかも愛する人との娘の方が可愛いのか、異母妹が生まれ、成長するにつれ美世に見向きもしなくなってしまった。

異母妹である香耶は、美世よりもはるかに器量よしで要領もよく、おまけに美世にはない『異能』見鬼の才まで持っていた。

香耶が継母と共に美世を見下すまでに時間はかからなかった。

 

美世19歳になった

美世は19歳になり、良家の娘ならば嫁いでいて当然の年齢。

しかし、使用人以下の扱いを受けている美世には縁談などなく

働けど賃金ももらえないので、家を出ることできなかった。

ただ、美世は屋敷内の掃除をすることはなかった。

うっかり継母や香耶と顔を合わせると、何かと用事を言いつけられ面倒なことが起こるから。

使用人たちもそれを分かっているので、気を使って洗濯や外の掃除を美世はしていた。

 

辰石家の次男

「こんにちは」

「幸次さん こんにちは」

美世に声を掛けてくれたのは、斎森家と同じく古くから異能を受け継ぐ

辰石家の次男の幸次で、美世や香耶の幼馴染。

「今日はいい天気だね。とても暖かくて」

そして、そしてこうやって気にかけてくれて、美世を斎森家の娘として見てくれる心を許せる人だった。

美世が何でもない会話を出来るのは、今は幸次だけ。

「ところで今日はどのような御用なのですか?」

と美世がきいた。

すると幸次は言いにくそうに

「ああ うん まぁ・・・ちょっと大事なよう だよ。君の父上にね」

じゃあ、またあとでそう言って幸次は屋敷に入っていった。

 

縁談

「美世さん 旦那様がお呼びよ」

大広間に行くと、そこには父親・継母・香耶・幸次がいた。

美世が座ると父親が口を開きました。

「話というのは他でもない。縁談とこの家の今後の事だ。

美世 お前にも今のうちに聞いてもらった方がいいと思ってな。

この斎森家は幸次君に婿養子に入って継いでもらうことにした。

そして彼の妻として、この家を支えるのは 香耶 お前だ」

美世は「ああ やはり」と思った。

父が幸次を入り婿に考えていることを前から気づいていたので、

もしかしたら・・・と淡い期待を抱いてしまっていました。

もしかしたら、唯一心を許せる幸次と結婚できるかもしれない

もしかしたら、斎森家の女主人として存在を許してもらえるかもしれない

もしかしたら、香耶はどこかに嫁いでいってもう比べられずに済むかもしれない

もしかしたら、父と昔のように話せる日が来るかもしれない・・・

なんて馬鹿の事を考えたのだろう全部ありえないに決まっているのにと美世は考えた。

 

美世の嫁ぎ先

父親は言った。

「美世 お前には嫁いでもらう。嫁ぎ先は久堂家当主の久堂清霞殿のところだ」

美世は「はい」と答えた。

「まぁ!良かったじゃない!あの久堂家に嫁げるなんて。

久堂家と言ったらこの国では格上!資産も権力も素晴らしい名家でしょう?」

と香耶が言った。

しかし、当主の久堂清霞は冷酷無慈悲として有名な人物で結婚に関しても、多くの良家の女性が彼と婚約して三日ともたずに逃げ出すほどだと。

そんな男性の元へ嫁に行けと言うことは、もう二度と斎森家の敷居を跨がせぬつもりなのだろうと美世は思った。

女学校にさえ通っていない自分が、久堂家の当主となど上手くいくはずが無いことを知りながら、この家を追い出そうとしているのは目に見えていた。

「取り柄が何もないあなたにはもったいなさすぎる話ね。

お断りするなんて失礼なこと出来ないわねぇ」

継母がそう言うと父親も

「ああ もちろん断ることは許さない。これからすぐに荷物をまとめ、それが済み次第、久堂殿の屋敷に行くように」

と美世に言った。

この斎森家を出れば、少しは心が楽になるかと思っていたけれど

嫁ぎ先が久堂家では・・・

早々に追い出されるか、あるいは冷酷無慈悲と噂の相手に斬られるか・・・

 

幸次が謝る

「美世」

幸次が言った。

「ごめん。僕は本当に不甲斐ないね。結局何もできなくて・・・

今だってなんて言ったらいいのか・・・」

幸次がそう言って美世に頭を下げた。

「幸次さんがあやまることではありません。

ただ 運が悪かっただけですから」

そう言って笑う美世。

「違う!運なんかじゃ・・・」

と幸次は言った

「違いません。いいのです・・・私は別に気にしていません。

だってもしかしたら嫁ぎ先で幸せになれるかもしれないのですから」

「・・・君は僕を恨んでいないのか?」

「恨んでなどいません。そんな気持ちはもう忘れました。」

美世がそう言うと、幸次は

「・・・ごめん。本当にごめん。僕は君をーーーー」

と言いかけたところで

「幸次さん」

何を話しているの?と香耶がやってきた。

「なんでも ないよ・・・」

名家の生まれで、能力にも容姿にも恵まれた幸次に唯一欠点があるとすればそれは・・・

『臆病』

この場で彼が何かを違憲したならば、きっと美世か香耶のどちらかを傷つけるから、それを理解して結局口を噤む。

「幸次さん 今までありがとうございました」

そう言って美世は頭を下げた。

 

命が尽きるのを期待している

夜になり寝床へついても、美世は眠れなかった。

美世の花嫁道具は、使用人のお仕着せ・同僚皆から譲り受けたお下がりの普段着と日用品・そして久堂家へ行くときに粗末な恰好では斎森家の評判に傷がつくと父から渡された上等な着物だけ。

荷物まとめはしたけれど、持っていくものもない。

昔持っていた母の形見の着物も高価な小物もすべて捨てられるか継母と香耶に持っていかれてしまっていた。

思い出すのは苦しかった記憶ばかり。

明日からもきっと幸せが待ってなどいない・・・

早くこの命が尽きるのを、ただ期待して眠る・・・それだけ・・・

 

嫁ぐ日

美世は都会にある久堂家に向かった。

ここまで来てしまえば自分には後がないし、帰る家もなく、頼れる場所も・・・

この後いくら辛い目に遭わされようと、ここでやっていくしかない・・・

 

 

ネタバレは作品の楽しみを奪うのか否か

一般的に、ネタバレはこれから作品を鑑賞しようとしている人の楽しみを奪い、作品の魅力を台無しにしてしまのでしょうか?

あるネタバレの研究がある。

2011年にカリフォルニア州立大学心理学部が学生30人を対象に行ったネタバレ実験では、これから読む推理小説の結末ネタバレを知らされずに読んだ読者よりも、結末に関するネタバレを知らされていた読者の方が、作品を楽しめたという評価が高くなるという結果が得られた。

研究者はこの実験結果を、あらかじめ結末ネタバレを知ることによって作品のプロットや散りばめられた伏線に対する理解が深まり、その結果として自分が理解しやすい内容を好ましく感じる脳の作用が反映された結果だと推測している。

ということは、ネタバレにより作品の魅力をより楽しめるということでしょう。

 

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まとめ

わたしの幸せな結婚ネタバレあらすじをまとめました。

最後までお読みいただきありがとうございました^^

出典:わたしの幸せな結婚公式ガンガンオンライン